学会初日学会発表には口頭とポスターの二つのスタイルがあります。ここ数回、自分の発表はポスターで行っています。ポスター発表には、内容紹介を3分だけ口頭で行う機会が与えられ、その発表(いわゆる「ツカミ」ですね)を午前中に行いました。プロジェクターの調子が悪く、用意したOHPがほとんど表示できなかったのは残念で、発表者達はみな苦慮してました。そんな中でも今回が学会デビューのHaさんの発表は聴講者のハートをばっちり掴んでいてよかった!
今日の山場は夕方のASTRO-E2(X線天文衛星)特別セッションでの講演。来年打ち上げ予定の衛星に向けた観測提案を話すよう依頼されていたのですが、はっきりいって自分の実力以上の仕事であり、分不相応な重責に大変悩みました。このような機会をいただけたのは自分にとっては光栄であり、X線のことを勉強するまたとない好機だから嬉しい反面、自分の力不足や不勉強をイヤというほど直視しなくてはいけない。周りの人達をがっかりさせてしまうのではないだろうか。 特別セッション企画の先生方と講演者とで集まって昼食(というかご接待)。たいへんありがたいのですが、こんなことをされるとますますプレッシャーがかかります。背中に緊張の冷や汗が流れる。午後に他の人の講演を聞こうという予定を変更して、特別セッションでの自分の発表を磨き上げる作業に集中する。プレッシャーに対応するには、これしかないので。 いよいよ本番。ベストは尽くしました。やさしい企画者の方からはねぎらいの言葉を頂きましたが、他の二人の立派な講演に比べると自分でもお粗末さがよく分かります。何というか、やはり自分の至らなさを痛感しました。「才能が足りない分は努力で補わなくてはならないのに、オマエは努力してんのかよ!」という自責の念が頭を埋める。この自責を忘れないようにしたい。 ASTRO-E2関係者の皆様、今回はこのような機会をいただきありがとうございました。衛星の開発や計画の準備をされている方々は、本当に大変な時期(先日までサイエンスワーキンググループで初期観測の検討をされていたり、観測募集の要項をまとめたりと、大忙し)で、その中でこういうセッションを設けて下さったのは素晴らしいことです。最大限の成果を創出したいという熱意に溢れています。頑張れー!と応援したくなります…あ、VSOP-2からはライバルなんだった。 Posted: 月 - 3月 22, 2004 at 10:05 PM コメントを読む/書く |
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HaloScanサーバーの時計狂いは気付いたら直っていました。米国の夏時間が終わったからかな。(2004.12.13記)
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