月 - 5 月 5, 2008

M家の来訪


大分に住むM家の7人が遠路はるばる鹿児島で来てくれました。お茶で休んで頂いてから科学館のプラネタリウムへ。インパクトの強い演出に姪のカズミちゃんは泣き出してしまったけど、科学館の展示は楽しんでいたようです。自宅に戻ってから焼き肉パーティ。5人の子供たちの旺盛な食欲になんとか応えることができたようで、もずさんの経験値もアップしたようです。狭い我が家ではお泊まりは無理とのことで、知覧の特攻隊の宿に宿泊とのこと。運転するヒトシさんはご苦労さまです。短い時間の中でイチリちゃんが描いてくれた木下ベッカムの絵を、冷蔵庫に飾っています。また遊びに来てね。



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火 - 3 月 18, 2008

単年度会計の壁


2月末に受理された論文の掲載料(*1)を科研費(科学研究費補助金)で支払おうとしたところ、事務から「できない」と言われて困った。掲載料の請求は受理されてすぐのことで、30日以内の支払いが求められている。一方で論文が印刷されるのは6月のこと。大学の会計は前払いができず、納品後に支払う掛売りが原則(*2)だから、現時点での支払いができない。こういうときは研究者が立て替え払いをして納品(この場合は掲載号の発行のことですね)後に振り込まれるのだが、あいにく年度をまたいでの立て替え払い処理は規則でできないとのこと(*3)。単年度会計という悪習の壁ですな。論文誌と大学それぞれの頑ななマイルールの間に挟まれたデッドロック状態。
「こういう事例って、これまで無かったのですか」と事務に尋ねても「知りませんねぇ」の一点張り。きっと同じ壁に当たった研究者は多くいるのでしょうね。研究推進を謳いながら足下で対応がとれていない…なんてことはありふれてもう驚かなくなりました。
やむなく、論文誌に「掲載料の支払いを4月1日まで待ってください」と連絡中。その分掲載が遅れるんだろうな。仕方ない。

*1 多くの論文誌は、論文を掲載するために著者が掲載料を払う必要があります。「原稿料をもらえる」わけではなく、その逆です。あまり知られていないようなので念のため。今回の論文は1ページあたり105ドルに加えて、カラー図版の代金がかかり、計960ドルほど。円高の今がチャンス。
*2 官公庁はこれが当たり前だと思っているところが痛々しい。前払いしたけど業者が潰れて納品されないというリスクを避けたいのは分かるけど、業者からすれば納品したけど支払いが遅れるリスクを背負わなくてはいけない。そのリスクプレミアムを価格に上乗せされて、大学の購入価格は市場価格より若干高くついてる。大学も潰れる時代に、掛売りの信用があると思っているのだろうか。
*3 2008年4月1日以降、規則が改正されて年度をまたぐ立て替え払いができるようになるそうな…遅いよ!

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土 - 3 月 8, 2008

家賃値下げ交渉の理論武装


2年間住んできた部屋の契約更新が来月に迫っている。特に不満はないけど、家賃を変更する機会は少ないので、値下げ交渉のための理論武装。

1. 物件価値の減価
上物は減価償却の式から算出、土地は路線価を国税庁の財産評価基準書サイト で調べます。これらは固定資産税・都市計画税額の算出根拠ですから、大家さんの負担がどれだけ減っているかを見積もるための資料です。
中古RCは税法上47年償却なので、2年間で4.5%減価しているはず。それに路線価も2年間で5%低下していることが判明。これは家賃5%値引きの根拠になります。

2. 周辺物件の相場
近隣で同様の間取り・築年数の物件を調べます。わが家とほぼ同一条件の物件で月額4,000円ほど安い物件を3件ほど発見。これも値引きの材料です。まあ、条件が完全に同一ということはないので、通用するかどうかは不明ですが。

3. 同一建物での家賃
同じ建物に空き部屋があり、わが家より1,000円安い家賃で不動産サイトにオファーされています。これは決め手になりますね…値引き額としては不十分ですが、最低1,000円の値引きが約束されたようなものです。

以上の論拠をオブラートにくるんで文書にまとめ、不動産屋さんに提示。大家さんに伝えてくれるとのことです。どんな検討をされるのか楽しみです。
それにしても、こういう資料集めでインターネットはやはり便利。住まいを探したときにネットで見つけた…ということは、3.の資料もネットに載るということですから、部屋探しはインターネットで、が常套手段ですね。

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土 - 2 月 23, 2008

屋上からH2A打ち上げの見物


H2A
H2Aによる「きずな」衛星打ち上げの日。風が強いので今日は延期かなーと思っていたけど、16時くらいにカウントダウンが始まっていました。大学の屋上に登って、寒風吹き荒ぶ中みんなで見守っていたのに、打ち上げ予定時刻の16h55mを過ぎても現れない…。どうやら、警戒水域に船が侵入したため1時間延期になったとのことです。仕切り直しで17h55mに斜めに伸びてゆく噴煙を見ることができました。あっという間に消えゆくロケットを見守ったあとはネットで衛星分離まで見届け、打ち上げの成功を確認。おめでとうございます。H2Aは安心して打ち上げを見ていられる信頼性の高いロケットになりましたね。


みんなで打ち上げを待っているときの様子です。衛星分離を確認してから、もつ鍋で「打ち上げ」を祝いました。



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月 - 2 月 4, 2008

節分のひとこま


節分の研究室
大学は試験期間中です。試験問題と解答を黙々と作成していたら、研究室の学生たちが「スペクトル分解能がどーの」「ビット分布がこーの」などと議論を始めます。卒論・修論の提出が間近で、熱心にやっているなぁ…と思ったところに、鬼の面を被った別の学生が乱入。すかさず、さっきまで議論をしていた学生が豆で対抗し始めました。そうか、今日は節分か。さっきまで熱心に議論のふりをしていたのは、この乱入の演出だったわけですね。疲れた頭がリフレッシュできました。
ちなみに投げていた豆は大豆でなく落花生。なるほど、これなら撒いた後でも食べれますね。少しおすそ分けをいただきました。


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日 - 1 月 6, 2008

ヤマダ電機での化かし合い 


研究室で使う共用の電気ポットを物色。職場では毎年1%ずつの省電力を求められているので、保温時の消費電力を節約できるVE (Vacuum Electric) 魔法瓶が望ましい。飲用湯を沸かすので安全性を考えてMade in Japanに限って探すと、象印のCV-FY30 が、容量が3.0ℓと十分で、保温時消費電力が16 Wと少なく、値段もお手ごろでよさそうだ。近所の電器店で値段をいろいろ当たってみると、ヤマダ電機で10,800円+1%ポイント還元というのが最安値のようだ。
ヤマダ電機の陳列棚には、CV-FY30と並んで容量が2.2ℓと小振りのCV-FY22に9,780円の値札が付いている。1,020円の差かぁ…。どちらにしようか逡巡していると、CV-FY22の在庫が見当たらないことに気付く。そこで敢えて、店員さんに
「こちらのCV-FY22をください」
と言ってみる。店員さんは一当たり在庫を調べてから
「こちら、在庫切れですね。申し訳ありません。こちらのCV-FY30なら在庫があるのですが…」
「CV-FY22より高いですねぇ」
「少しお下げしますから。10,000円までならできます。220円の差ですよ」
おお、思惑通りの展開だ。
「そんなに引いてくれるのですか。それでは、CV-FY30をもらいます」
「ありがとうございます」
というわけで、本命のCV-FY30を800円値引くことに成功しました。
こんなことで喜んでいる私は小市民。ヤマダ電機からすればきっとよいカモなのでしょう。百戦錬磨のヤマダ電機店員のことですから、CV-FY22を在庫切れとしておくことで、より高額商品であるCV-FY30の購入へと誘導することなど、赤子の手をひねるも同然でしょうね。まあ、お互い納得して商談が成立したのですから、よしとしましょう。 

Posted at 11:22 PM     コメントを読む/書く

火 - 1 月 1, 2008

あけました


今年も新年は横浜の実家で迎えました。この歳になっても両親に世話を焼いてもらい、兄夫婦に気づかってもらい、姪・甥に遊んでもらい、親戚一同に世辞を言ってもらい…と、もらってばかりの正月で、恐縮です。今年こそしっかりしなくてはね。本年もどうぞよろしくお願いします。


Posted at 12:47 AM     コメントを読む/書く

木 - 12 月 20, 2007

学生懇談会 


学科の学生と教員との懇談会。学生からの要求や不満を聞いて、今後の学科運営に役立てようという試みで、年に1回実施しています。学生からの突き上げを覚悟して参加しました。「コモンスペースに飲み物の自販機が欲しい」というかわいい要求から、「学ぶモチベーションを高めるために、授業の内容が何の役に立つのかを示して欲しい」という真面目な意見まで、いろいろありました。
「学ぶモチベーションは自分で見つけるしかないのでは」
「今はそういう意識が高い学生ばかりではないのよね」
「大学なんだから落ちこぼれを出さないことより先を引っ張って欲しい」
「でも、学問の道に進む学生より就職する学生が多いのだから、社会に出て困らないように教えて欲しいです」
「一方的な授業より、教室内で議論する方が考えることが多くて楽しい」
などと、多様な議論が学生の間で繰り広げられるのが楽しかったです。
いろいろな価値観がぶつかり合う場って、面白いなぁ。 

Posted at 07:55 AM     コメントを読む/書く

月 - 11 月 26, 2007

かごしまマリンポートでのんびり 


10月末にオープンした、自宅から自転車で10分の距離にある人工島「かごしまマリンポート 」に、もずさんと偵察に行ってきました。先月のオープン時には豪華客船サファイアプリンセスが接岸するなど派手に報道されていたらしいのですが、その後特に音沙汰がなかった場所です Marineport1
マリンポートへは連絡橋を渡っていきます。ほとんど交通量のない道からは、桜島や錦江湾の眺めが見事です。


Marineport2
連絡橋を渡った先にあるのがこんな広場。天気の良い連休なのに、閑散としていてのびのびできます。お弁当を持ってくればよかったな。


Marineport3
人工島の先端に来ました。錦江湾の眺めは最高です。


Marineport4
サファイアプリンセスが接岸した岸壁。普段は入れないのは残念。


島内に商業施設が全くないためか、閑散としていましたが、のんびりゆったりできる公園で、いいところです。財政が火の車の鹿児島県は、こんな事業をしていて大丈夫か?と心配になりますが、まあ、造ってしまったものは仕方ない。せいぜい利用させてもらいましょう。 

Posted at 12:26 AM     コメントを読む/書く

水 - 5 月 9, 2007

卒業アルバム写真 


GradPic
気が早いですが、来春卒業する皆さんの集合写真の撮影がありました。天気が良いので屋上で桜島をバックに撮るという案もあったけど、せっかく計算機室をネットカフェ風に模様替えしたばかりなので、室内での撮影にしました。

 

Posted at 11:49 PM     コメントを読む/書く

土 - 3 月 24, 2007

結婚パーティ 


式からパーティまで時間があまりない中、着付さんの手際よい仕事に感心する。着付を通して広がる国際交流なんて興味深い話も聴けました。新婦はヘアメイクがあるので(これって1時間半もかかるんですよね)いち早く移動。残った来賓も三々五々地下鉄で移動です。
パーティ会場のカフェ・ドゥ・ラ・プレスは、神奈川県庁の斜向かいにあるフレンチカフェ。店名の「プレス」は新聞報道のことで、日本新聞博物館などがある横浜情報文化センター の中にあります。フランス人パティシエによるケーキが自慢の小粋なお店です。ウェディング担当のMさんには、私たちが事前準備をサボりがちなのにも拘わらず懇切丁寧に対応していただき、とても助かりました。
14h45m開始予定のところに、来賓が14h10mにはほぼ全員揃い、皆お腹がが空いた様子。ヘアメイク中の新婦が到着するまで間が持たないので、用意したパソコンのアルバム写真を投映して、なれ初めや二人の歩みなどを紹介しました。間を持たせるネタが枯渇してきた頃に新婦が到着。まずはホールの階段で集合写真を撮ってから、ようやくパーティを始めることができました。
親族だけの堅苦しくないパーティですので、シェフの気合いの入った料理を楽しんでいただけたと思います。祝辞も予定調和のものは何もなく、自発的にお言葉を発していただいたのが嬉しいです。従妹のKさんのバイオリン演奏、心に染みました。姪たちが次々にブーケを手に花嫁と一緒の写真を撮っている様子が可愛かったです。
一通りパーティも済んで、送賓口にて引き菓子をお渡しするときに失敗。一人ずつお渡しするべき引き菓子を、一家に一つだと勘違いしてしまい、気がつくと在庫の山!慌てて会場の向かいにある郵便局から、渡しそびれた引き菓子を発送しました。こんなドジな辺りが、二人の行方を表しているかも知れませんね。
ご来席くださった皆様、お祝いメッセージを頂いた皆様、式やパーティにご尽力下さった皆様、本当にありがとうございました。思い出になる一日でした。 

Posted at 08:00 PM     コメントを読む/書く

挙式の日 


実家での仏前結婚式 。兄がプロデュースし、父が式師を務め、近隣の寺院からお坊さんに来ていただいた手作り結婚式です…といっても新郎新婦は何もせずにただ座っていただけなのですけどね。お招きしたのも親族だけ。これだけ事前準備をしない新郎新婦というのも珍しいかもしれません。般若心経の読経, 数珠の交換, 誓約文…と、虚飾のない質素な式をしていただいて感激です。
最後に、南こうせつ「まごころに生きる」を来席者全員で唱和。心に残る式でした。ありがとうございます。 

Posted at 03:10 PM     コメントを読む/書く

月 - 1 月 1, 2007

2007年のはじまり 


昨年は怒濤の一年で、終盤は息切れ気味でした。今年も更新はサボりがちになると思いますが、どうかお手柔らかにお願いします。 

Posted at 10:46 PM     コメントを読む/書く

日 - 12 月 31, 2006

恐怖の授業 


実家に帰省しています。4人の姪・甥と「学校ごっこ」をしているところ。「先生」のYちゃんが「日直」のMちゃんをピストルで脅して授業をさせるという恐怖の学校。「校長先生」のTちゃんも銃の前には従うしかありません。「生徒」のSちゃんが「先生、質問です」と手を挙げると銃で撃たれてしまう…怒濤の一年の締括りは、こんな教室でした。

 

Posted at 11:47 PM     コメントを読む/書く

土 - 12 月 30, 2006

ここ1ヶ月の活動まとめ 


激動一年ももうすぐ終わり。激務の合間の小休止と行ったところで、この1ヶ月のまとめ
・宇宙コースの3年生を引率して、JAXAの内之浦宇宙空間観測所を訪問。「はるか」を打ち上げたM-V発射台に登ってきました。感慨深い場所です。
・12月7 - 8日に、長崎県平戸市にあるY高校で出張講義をしてきました。大学の営業活動です。2年生の皆さんに「ブラックホールの食生活」についての話を真剣に聴いてもらい、感激。お世話して下さったM先生、ありがとうございました。平戸は風光明媚な場所で、ゆっくり観光で訪れてみたいところです。松浦鉄道の旅も楽しむことができました。
・同窓会誌の編集委員なんて仕事をやっています…鹿大の卒業生でもないのに。
・ふーん、あのスパイ活動に対しては「特殊勤務手当」なんて支給されるのですね。
・やっと年内の講義も終わり。週4コマの講義準備は新任教員にとって苛酷で、息も絶え絶えです。
VLBI懇談会シンポジウム も何とか終了。研究室の皆さんが自律的に準備・行動してくれるので大変助かりました。
・やっと干渉計撮像自習のwebページ ができました。ふぅ。これで手取り足取り教える必要はなくなることでしょう。楽するためなら苦労しなくちゃね。
・大きなToDoさんがまだ4頭いるけど、逃避行動で帰省します。
それでは皆様、どうか良いお年をお迎え下さい。 

Posted at 06:13 AM     コメントを読む/書く

















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