水 - 4 月 30, 2008

Yonsei University


ソウルの延世大学にあるKVN (Korea VLBI Network) オフィスに、学生のOさんと出張。3年ぶりの韓国で、延世大学は初めてだ。仁川空港から金浦空港を結ぶ鉄道(AREX)が開通していて便利。延世大学のある新村(Sincheon)は活気のある新宿のような街ですね。キャンパス内にはKVNの21mアンテナがすでに建っていました。オフィスもきれいで立派。ソフトウェア開発会議でたっぷりと宿題をもらってきました。KVNのSさん、Kさん、Rさん、Jさん、大変お世話になりました。


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土 - 3 月 22, 2008

上海出張4日目


午前中の便で出国する必要があるので、この日のセッションは欠席。干渉計サマースクールの話や、午後の25mアンテナ見学ツアーなどに参加できないのは残念ですが、上海-鹿児島間は水曜と土曜しか就航していないので仕方ない。7h00mにチェックアウトして地下鉄の駅に向かう。 Shanghai Metro 上海の地下鉄は近代的です。プリペイドカードが基本ですが、私のような旅行者はきっぷを窓口で購入。料金は距離によりますが、30分くらいの距離で5元 (約70円) でした。日本に比べて安いですが、北京よりは高く感じます。面白いのは、次の列車の到着までの時間が秒単位で駅のホームに表示されること。なかなか合理的です。


龍陽路駅でリニアモーターカーに乗換え。料金は40元です(50元のところを、航空券を提示すると20%割引)。今日は雨のためか、最高速度が300 km/hに制限されていました…「のぞみ」と同じくらいの速度ですね。
9h55m発の中国東方航空で鹿児島に無事帰国。上海の皆さんのおもてなしが心に沁み、成果の多い(宿題も多い)出張でした。また近いうちに行くことになるでしょう。次の機会には、もっと上海の街を見て回りたいです。



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金 - 3 月 21, 2008

上海出張3日目


装置開発とe-VLBIのセッション。建設中の韓国VLBIネットワーク (KVN) の鍵となる多周波同時受信システムが見事にでき上がり、評価試験で所定の性能を満たしているという発表を嬉しく聞いた。発表したHさんのアイデアを4年前に知ったときに感動し、それが実現した今にもう一度感動した。この方法が、今後世界標準になるのだろう。多周波相対VLBIでうまく位相補償が可能であるということも、JさんがVERAを使って示していた。日本と韓国のコラボレーションが功を奏していて素晴らしい。
この日の最後のセッションはVSOP-2。Yさんと私とIさんで分担して、計画概要/サイエンス/協力体制についての提案をしました。時間がオーバーしたのは申し訳ありませんでしたが、興味を持ってもらうことには成功したのでは。VSOP-1で上海天文台の貢献が大きかったことも強調して、きちんとお礼を述べる…というのは当然のことですね。
この日の夕食は、East Asia VLBI Network形成のためのミニ会議。デモ観測を実施して科学成果を出すこと、今回のようなワークショップを毎年開催すること、を確認。和やかな雰囲気で楽しかったです。自分の発表も済んだのでリラックスできましたしね。

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木 - 3 月 20, 2008

上海出張2日目


終日ワークショップに出席。この日は各国のVLBIネットワークの現状報告が中心。夕方にはサイエンスの話もありました。韓国・中国の電波天文における進展は著しく、科学の世界でもフラット化が進んでいることが分かります。
昼食時にソウル相関器のソフトウェア開発をしているKさんとSさんに呼び出され、宿題を仰せつかる。これまでさぼっていたのをついに捕まって、仕事を受注することになってしまった。まあ、学生の研究テーマとして面白いので、プログラミングが好きな人に取り組んでもらおう。
夕食はバイキング形式の料理店でバンケット。半端でない広さの迷路のような店内に食べきれない種類の料理が並び、圧倒されます。韓国グループの中に割り込んで、S先生の話題などで盛り上がりました。散々食べてからバスでホテルに帰着。さて、明日の発表の準備を仕上げなくては。

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水 - 3 月 19, 2008

上海出張1日目


上海天文台で開催されるEast Asia VLBI Workshop に参加するため、3/19 - 22の日程で上海に行ってきました。中国訪問は2回目で上海は初めてなのでドキドキの経験です。
鹿児島空港からは週に2便だけ上海までの直行便が就航している。鹿児島空港の国際ターミナルは空いていて出国審査もあっという間だから国内線と同じくらいの簡単さで搭乗できます。これなら出発30分前でも間に合いそう。
わずか1時間30分のフライトでも、国際線だけに機内食が出てくるのですね。寝る間もなく上海に到着。沖留めの航空機を降りるまで、「入国審査官の到着までしばらくお待ちください」と15分ほど待たされるあたりが中国らしいですが、日本と違って指紋を採られることもなくすんなりと入国できました。

Maglev
空港のロビーで、上海天文台の研究員をしているはっちーに遭遇。Y大学のメンバーを迎えるために空港に来ていたとのことで、偶然合流できて心強いです。やがてY大学の4人も到着。ホテルまではっちーに引率してもらえるのは助かります。
空港からはまずリニアモーターカーに乗車。30 kmの区間を8分間で結びます。時速400km走行時の車窓映像はこちらです。あっという間に乗車時間は終わるので、何だか遊園地のアトラクションに乗った気分…終点の龍陽路駅からは地下鉄で40分かかるのですから、せっかくのリニアモーターカーも御利益が中途半端。市内の中心まで引くのは難しいのかな。

Shanghai Street
上海の町並みは、よく言えば活気にあふれていて、悪く言えば喧騒です。車道はクラクションが常に鳴り響いています。車道と自転車レーンが分かれているのは良いことですが、電動自転車も自転車レーンを高速に走っています。この電動自転車、見た目は原付そのものでスピードも自動車と同じくらい。でも、エンジン音が出ないので喧騒の中では注意しないと気付きません。しかも、自転車は赤信号でも止まらないんですよね。横断歩道を青信号で渡るときも、高速で電動自転車が突っ込んでくるのでひやっとします。日本の歩行者の感覚で歩くのはとても危険。

Shanghai Observatory
ホテルの14階の部屋からは、明日からの会議場である上海天文台のドームがよく見えます。部屋にネットワークケーブルが来ているので便利…でも、1日に40元の接続料を取られますし、WikipediaやYouTubeなどのサイトは検閲のためアクセスできません。一方で部屋のTVではCNNでチベット騒乱で武装警察部隊の発砲で死者が出た、という報道を流しています。検閲の基準が不明ですね。

MiDoLin
夕方からはっちーとY大学の4人とでレストラン「味道淋」へ。味醂を味付けの中心にした中華料理は、コテコテの脂っこい中華と違って繊細な風味を楽しめました。豚バラ煮込みが特に美味しかったです。日本語での注文も通じましたが、台湾での研究歴があるSさんの中国語での注文が見事で、何の不自由も感じることがありません。
さて、明日からの研究会に備えて今日は早めに寝ます。


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木 - 2 月 21, 2008

空撮でやまおたく


ANA080221a
相模原に出張した帰路、上空から「やまおたく」を楽しみました。丹沢や奥多摩の峰々に懐かしさを感じ、富士山の美しさを堪能し、赤石山脈の稜線に歩いたときの思い出を呼び起こしました。

ANA080221b
この日は飛騨山脈や白山まで見通せる透明度の高い日。始発便の窓側席を予約した甲斐がありました。


Posted at 09:53 PM     コメントを読む/書く

土 - 1 月 12, 2008

M家での歓待 


日出駅で義弟のヒトシさんと甥のイッシン・姪のカズミに迎えに来てもらいました。3月の結婚パーティ以来で、特に3歳のカズミは成長著しいなぁ。M家で妹のカズコ, 甥のイッセイ, 姪のイチリ, それに昨年5月に生まれたばかりのカズヒロに迎えられました。カズヒロとは「初めまして」ですね、どうぞよろしく。
一当たり落ち着いてから「石ころたちの動物園」へ行ったり、ウェルサンピア (そうか、厚生年金はこういうところに使われているのですね。社会保険庁長官の名前が彫られた立派な石碑が印象的です)で温泉に浸かったりと、歓待していただきました。
M家に戻ると手巻き寿司の夕食に迎えられました。気を使ってもらってばかりだな。夕食後は、磁石のおもちゃを持ってきたり、お絵描きしたり、将棋を指したりと甥・姪に遊んでもらいました。暖かい家族に迎えられて、心からリラックスできた一日だったなぁ。

 

Posted at 07:24 PM     コメントを読む/書く

九州横断特急の旅 


新八代から大分までは「九州横断特急4号」に乗車。熊本から大分までの豊肥本線を全線走り抜ける、名前の通りの列車だ。豊肥本線の大部分は非電化なのでディーゼル車。車内はウッディな雰囲気が「つばめ」そっくりで落ち着いた旅が楽しめる。


熊本までの鹿児島本線区間では1号車が最後尾車両ですが、熊本で方向転換して豊肥本線内では1号車が先頭になります。


新八代駅で購入した「鮎屋三代」という駅弁を車内で堪能しました。


阿蘇の外輪山を登っていきます。立野駅ではスイッチバックのため一旦折り返し。運転手がホームを歩いて3号車へと移動します。バックして坂を登ったら再度折り返し。今度は運転手が車内を歩いて1号車に戻ってきました。


阿蘇のカルデラの中を走ります。活火山のカルデラに人が住み鉄道も走っているのだからすごいですね。非電化の単線だから車窓を遮る架線も無く、よい眺めです。でも、お目当ての阿蘇山は雲に隠れていて残念。またこの次の課題です。


阿蘇の外輪山から別府湾に向けて急降下。大分に到着して3時間の高原列車の旅が終了。九州横断特急の旅は大満足です。ここからは日豊本線の電車で妹夫妻の住む日出に向かいました。

 

Posted at 02:23 PM     コメントを読む/書く

新幹線つばめ号 


鹿児島中央と新八代を結ぶ九州新幹線「つばめ」号です。2011年には博多までつながる予定で、1時間20分で結ばれるとか。


車内の様子。木製の座席は足下が広く、4列シートでゆったりしています。混みあわない路線だからこそ可能なぜいたくですね。

 

Posted at 02:19 PM     コメントを読む/書く

九州半周片道切符の旅 



連休を利用して、大分に住む妹夫婦を訪問。鹿児島から大分へ往復するのに、往路と復路を同じにせず、行きは豊肥本線経由で、帰りは日豊本線経由というルートを選択。宇宿(指宿枕崎線)→鹿児島中央(新幹線)→新八代(豊肥本線)→大分(日豊本線・宮崎経由)→鹿児島という経路で、終点を敢えて鹿児島中央の一駅手前の鹿児島にしておくところがポイント。このルートだと、同じ駅を2回通ることのない653.1 km(営業キロ)の片道切符の条件が満たされます。JRの乗車券は長距離になるほど単価が下がり、600 kmを超えると特にお得です。普通に往復すると運賃が**円のところを、9980円で済ませられます。終点の鹿児島から自宅最寄り駅の宇宿までは、市電で行けますからね。
という策を練って出発の2日前にもずさんに宇宿駅で切符の購入を頼んだところ、駅員さんが事情をうまく飲み込めず、「大分往復の切符でいいでしょ」と高い料金を押し付けてきたそうです(もずさん談)。乗車券の購入をこの日は見送り、出発当日にJRの旅客営業規則を印刷して宇宿駅で再挑戦。一昨日と違う駅員さんに旅程表を見せたら、今度はすんなりと購入できました。
というわけで、九州を半周する鉄道マニア垂涎の旅に出かけてきます。 

Posted at 02:17 PM     コメントを読む/書く

土 - 12 月 29, 2007

ノコギリザメとツーショット 


SawShark 品川プリンスホテルに隣接したエプソン アクアスタジアム を訪れました。サメやエイが泳ぐ巨大な水槽の下を貫くトンネルからの眺めが素晴らしい。写真はもずさんとノコギリザメとのツーショットですけど、別に禁煙しているわけ ではありません(もずさんはタバコが苦手です)。
この水槽の先にはイルカプールやアシカプールもあり、たっぷりとショーを楽しみました。エンターテイメントに徹しているところが、真面目で学術的ないおワールドかごしま水族館 と対極にありますね。

 

Posted at 12:42 AM     コメントを読む/書く

金 - 12 月 28, 2007

筑波宇宙センターで談話会 


JAXA (宇宙航空研究開発機構) 筑波宇宙センター に出張。「研究科特別セミナー」という、大学院での授業なのです。スペースVLBIや活動銀河中心核についてひとあたり授業したところで、宇宙センター内の施設を見学させてもらいました。打ち上げを間近に控えた温室効果ガス観測衛星のGOSATのフライトモデルや、国際宇宙ステーションの日本製モジュール「きぼう」を、巨大なクリーンルームの見学窓から見下ろす眺めは素晴らしい体験です。宇宙飛行士訓練用のプールも、窓の外からですが見せてもらいました。何もかも、相模原のISASより一回り規模が大きくて立派だなぁ。案内くださったKさん、ありがとうございました。


 

Posted at 06:55 AM     コメントを読む/書く

日 - 11 月 4, 2007

霧島でリフレッシュ 


不動池と紅葉
心身に溜まった芥を削ぎ落とそうと、もずさんを誘って霧島を訪れました。レンタカーのSwiftを駆って、えびの高原に到着。自然探究路にある岩に腰掛けて、もずさんお手製のサンドイッチの朝食を摂りながら眺める韓国岳は、紅葉に染まって見事です。


甑岳
硫黄山への登りから見下ろす不動池の深い色は、池畔の紅葉とよいコントラスト。硫黄山はその名の通り硫黄の結晶が散らばる地獄谷のような風景で、周囲にはススキの原が広がります。山頂付近から眺める甑岳は銀閣寺の築山のようにきれいな台形。山頂には湿原が広がっているそうで、一度は行ってみたいものです。


韓国岳
硫黄山山頂を過ぎると目の前には韓国岳の爆裂火口がどーんと迫る迫力。人通りのないプチ薮漕ぎルートを経て自然探究路に戻ります。


生駒高原のコスモス
えびの高原から東へ15 kmほど下った生駒高原にはコスモス園があります。花期は過ぎているものの、まだ咲いている株も多数。ソフトクリームを平らげてから、コスモス畑でもずさんをモデルに撮影会を敢行です。


さざれ石
帰路に立ち寄って参拝した霧島神宮に奉納されていた「さざれ石」こと石灰質角礫岩。この石に苔が生すと天皇制は終了、という歌を唄わないと小学校の先生は処分されるそうで、難儀な世の中ですな。



さらに国分市にある岩戸温泉で休憩。明礬泉ということで肌のタンパク質が部分的に溶けてヌルスベになります。やや狭いけどいいお湯でした。
鹿児島って、車で1時間の行動範囲の中でこれだけ楽しみを満喫できるんだ、といまさらながら実感しました。せっかくだから、時々気軽に出かけてみよう。

 

Posted at 10:27 PM     コメントを読む/書く

日 - 5 月 20, 2007

富士山静岡空港 


静岡空港
羽田→鹿児島便の窓から眺めた、建設中の富士山静岡空港 です。開港まであと2年弱だそうで、急ピッチで建設が進んでいるのでしょう。地元の静岡県の人にはあまり評判が良くないそうですが、鹿児島便が就航予定ということで私は楽しみにしています。空港の真下を東海道新幹線が通っているのですが、JR東海は駅を造りたくないというのが残念。空港に新幹線の駅が接続しているところって無いですね。

 

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木 - 5 月 3, 2007

かのやばら園 


晴れ渡った日に、もずさんが念願の「かのやばら園 」にお出かけです。鹿屋市霧島ヶ丘公園 に2006年にオープンしたこの施設は、園内に5万株ものバラが咲き誇るばら園だそうで、5月から6月が見頃です。南国交通バスのツアーバスに申し込もうとしたのですが1週間前にすでに満席で却下。しかし4月29日から6月24日の日曜・祝日には垂水フェリーターミナルからの直通バス が運行されるとのことで、自動車がなくても楽々と行けることが分かり、早速出かけてみました。 垂水フェリー
鹿児島市から鹿屋に行くには、まず鴨池港から垂水港行きの南海郵船フェリー に乗ります。料金は360円と安価。潮風に吹かれ桜島の眺めを楽しみながら、あっという間に35分間が過ぎます。写真は垂水港に着いたところです。


ここで高山観光バスの直通バスチケット(往復で2,000円)を購入。つい5分前に12h10m発のバスが出たばかりで、12h50mまで待つ羽目に。フェリーの到着時刻に合わせて柔軟に対応してくれればいいのに…。まあ、天気がいいので桜島を眺めながらお茶しましょう。 かのやばら園入口

12h40mにバスに乗り込むと、全員揃ったからと発車時刻前なのに出発。錦江湾の眺めを車窓右手に見ながら40分ほどバスに揺られ、ようやくばら園に到着です。
連休中ということもあって結構な賑わい。園内に入ると、早速バラの香が漂ってきます。それではしばし薔薇の色合いをお楽しみ下さい。

バラ バラ バラ


バラ バラ バラ


スベスベマンジュウバラ
←この子は勝手に「スベスベマンジュウバラ」と命名。

かのやばら園パノラマ

園内の全景はこんなかんじ。8.0 haの敷地は結構広く、適当に眺めながら歩いても半日くらいはかかります。花の好きな人なら、1日中楽しめるでしょう。
園内には「地産地消レストラン」も併設されていて、少し遅めの昼ごはんとして「黒豚バラ丼」を堪能しました。薩摩黒豚とばら園のコラボレーションかしら?このレストランではバラソフトクリームが大人気。バラの香りが楽しめるソフトクリームは飛ぶように売れていました。 ポピー
ばら園の外にはポピーの花畑もあります。「透け具合がいいねー」などといいながら写真を撮っている男に、もずさんが冷たい視線を投げ掛けます。 桜島
一通り堪能したところでバラソフトクリームとバラアイスクリームを買い込み、17h00m発のバスで味わいました。垂水港までの行程は爆睡して記憶がありません。夕暮れどきの桜島を眺めながら、フェリーで帰途につきました。充実した一日だったなぁ。

 

Posted at 01:42 PM     コメントを読む/書く

















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