プレッシャーとお友だちになろう学位審査の季節。近頃は大学院修士課程の学生でも世界第一線の観測装置や計算機パワーをあたり前のように利用しているから、プロと同等に競争力のある成果が修士論文でも散見される。私が学生だった頃とは随分雰囲気が違うなぁ。ただ、高度な水準の結果を扱う際のプレッシャーがその分強くなって、新たな悩みを生んでいるのかも知れない。周囲がみな凄い結果を出している中で自分が埋没していく不安を感じたり、単純でない観測結果の扱いをどうしたらいいか分からなくなったり、「これはいける」と思ったアイデアがすでに誰かに先行されていたり…。まだ駆け出しの大学院生なんだから、そんな悩みはあたり前。最初から観測データの活かし方を分かっている人なんていないのだから、カッコなんてつけずに試行錯誤して悪あがきしていいんだよ。スマートに結果を出すより、見えない出口を模索して何度も壁にぶち当たる経験の方が、後々自分の資産になると思います。若いうちは失敗しても失うモノなんか高が知れているし。さあ、顔を上げて楽しくもがいていきましょー!
Posted: 金 - 1月 27, 2006 at 11:13 PM コメントを読む/書く |
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