パワーハラスメント岩塊斜面職場では年に2
-
3回の頻度で、セクシュアルハラスメント防止の講習会が開催される。今日の講師は、労働ジャーナリストのK氏。東京都の労働相談員を永年勤めた経験を元に、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントの事例を紹介し、どこが線引きになるかを明快に説明してくれて分かりやすかった。セクハラやパワハラは人権侵害であり、その基準は自分にあるのではなく「相手がどう受け止めるか」だというのはよく言われること。そのアナロジーとして住居侵入と同様に考えれば良いという。気の置けない仲なら家に入るのも構わないけど、ただの同僚ではそうはいかないし、見知らぬ人が入ったら犯罪だ。「この家に、私はどこまで入って良いのか…門までか、玄関までか、部屋の中までか」ということは誰でも分かる。家主の了解の有無で、住居侵入かどうかが決まる。対人関係でハラスメントに該当するかどうかも、同様に考えればいいと。うーむ、分かりやすいけど、相手の立場に立って考えるというのは難しいなぁ。
講演の中では、大学など教育現場での事例も紹介されていた。教授と助手や学生との間にも非対称な力関係が存在し、権限を振りかざしたハラスメントが頻発している。しかも、事件の調査が学内に閉じていて、調査委員会の呼び出しにも「学会があるから…」などと逃げたり、「そんなセクハラ程度のことで私の研究を妨げるのか」などと嘯く教授もいるという。呆れるばかりだけど、ありがちだなぁ。他山の石のゴーロ帯のような話を聴けて興味深かった。 Posted: 月 - 1月 16, 2006 at 10:28 PM コメントを読む/書く |
Quick Links
このページは
かめの外部記憶のBlogです。
お知らせ
HaloScanサーバーの時計狂いは気付いたら直っていました。米国の夏時間が終わったからかな。(2004.12.13記)
項目で分類
時系列の記録
Links
Calendar
XML/RSS Feed
Comments Powered by
Statistics
Total entries in this blog:
Total entries in this category: Published On: 1 24, 2006 04:12 AM |