月 - 5 月 5, 2008M家の来訪大分に住むM家の7人が遠路はるばる鹿児島で来てくれました。お茶で休んで頂いてから科学館のプラネタリウムへ。インパクトの強い演出に姪のカズミちゃんは泣き出してしまったけど、科学館の展示は楽しんでいたようです。自宅に戻ってから焼き肉パーティ。5人の子供たちの旺盛な食欲になんとか応えることができたようで、もずさんの経験値もアップしたようです。狭い我が家ではお泊まりは無理とのことで、知覧の特攻隊の宿に宿泊とのこと。運転するヒトシさんはご苦労さまです。短い時間の中でイチリちゃんが描いてくれた木下ベッカムの絵を、冷蔵庫に飾っています。また遊びに来てね。
Posted at 08:06 AM コメントを読む/書く 水 - 4 月 30, 2008Yonsei Universityソウルの延世大学にあるKVN
(Korea VLBI Network)
オフィスに、学生のOさんと出張。3年ぶりの韓国で、延世大学は初めてだ。仁川空港から金浦空港を結ぶ鉄道(AREX)が開通していて便利。延世大学のある新村(Sincheon)は活気のある新宿のような街ですね。キャンパス内にはKVNの21mアンテナがすでに建っていました。オフィスもきれいで立派。ソフトウェア開発会議でたっぷりと宿題をもらってきました。KVNのSさん、Kさん、Rさん、Jさん、大変お世話になりました。
</HTMLCode> Posted at 07:36 AM コメントを読む/書く 土 - 3 月 22, 2008上海出張4日目午前中の便で出国する必要があるので、この日のセッションは欠席。干渉計サマースクールの話や、午後の25mアンテナ見学ツアーなどに参加できないのは残念ですが、上海-鹿児島間は水曜と土曜しか就航していないので仕方ない。7h00mにチェックアウトして地下鉄の駅に向かう。 上海の地下鉄は近代的です。プリペイドカードが基本ですが、私のような旅行者はきっぷを窓口で購入。料金は距離によりますが、30分くらいの距離で5元
(約70円)
でした。日本に比べて安いですが、北京よりは高く感じます。面白いのは、次の列車の到着までの時間が秒単位で駅のホームに表示されること。なかなか合理的です。
龍陽路駅でリニアモーターカーに乗換え。料金は40元です(50元のところを、航空券を提示すると20%割引)。今日は雨のためか、最高速度が300 km/hに制限されていました…「のぞみ」と同じくらいの速度ですね。 9h55m発の中国東方航空で鹿児島に無事帰国。上海の皆さんのおもてなしが心に沁み、成果の多い(宿題も多い)出張でした。また近いうちに行くことになるでしょう。次の機会には、もっと上海の街を見て回りたいです。 Posted at 10:12 PM コメントを読む/書く 金 - 3 月 21, 2008上海出張3日目装置開発とe-VLBIのセッション。建設中の韓国VLBIネットワーク
(KVN)
の鍵となる多周波同時受信システムが見事にでき上がり、評価試験で所定の性能を満たしているという発表を嬉しく聞いた。発表したHさんのアイデアを4年前に知ったときに感動し、それが実現した今にもう一度感動した。この方法が、今後世界標準になるのだろう。多周波相対VLBIでうまく位相補償が可能であるということも、JさんがVERAを使って示していた。日本と韓国のコラボレーションが功を奏していて素晴らしい。
この日の最後のセッションはVSOP-2。Yさんと私とIさんで分担して、計画概要/サイエンス/協力体制についての提案をしました。時間がオーバーしたのは申し訳ありませんでしたが、興味を持ってもらうことには成功したのでは。VSOP-1で上海天文台の貢献が大きかったことも強調して、きちんとお礼を述べる…というのは当然のことですね。 この日の夕食は、East Asia VLBI Network形成のためのミニ会議。デモ観測を実施して科学成果を出すこと、今回のようなワークショップを毎年開催すること、を確認。和やかな雰囲気で楽しかったです。自分の発表も済んだのでリラックスできましたしね。 Posted at 09:58 PM コメントを読む/書く 木 - 3 月 20, 2008上海出張2日目終日ワークショップに出席。この日は各国のVLBIネットワークの現状報告が中心。夕方にはサイエンスの話もありました。韓国・中国の電波天文における進展は著しく、科学の世界でもフラット化が進んでいることが分かります。
昼食時にソウル相関器のソフトウェア開発をしているKさんとSさんに呼び出され、宿題を仰せつかる。これまでさぼっていたのをついに捕まって、仕事を受注することになってしまった。まあ、学生の研究テーマとして面白いので、プログラミングが好きな人に取り組んでもらおう。 夕食はバイキング形式の料理店でバンケット。半端でない広さの迷路のような店内に食べきれない種類の料理が並び、圧倒されます。韓国グループの中に割り込んで、S先生の話題などで盛り上がりました。散々食べてからバスでホテルに帰着。さて、明日の発表の準備を仕上げなくては。 Posted at 09:44 PM コメントを読む/書く 水 - 3 月 19, 2008上海出張1日目上海天文台で開催されるEast Asia VLBI
Workshop
に参加するため、3/19 -
22の日程で上海に行ってきました。中国訪問は2回目で上海は初めてなのでドキドキの経験です。
鹿児島空港からは週に2便だけ上海までの直行便が就航している。鹿児島空港の国際ターミナルは空いていて出国審査もあっという間だから国内線と同じくらいの簡単さで搭乗できます。これなら出発30分前でも間に合いそう。 わずか1時間30分のフライトでも、国際線だけに機内食が出てくるのですね。寝る間もなく上海に到着。沖留めの航空機を降りるまで、「入国審査官の到着までしばらくお待ちください」と15分ほど待たされるあたりが中国らしいですが、日本と違って指紋を採られることもなくすんなりと入国できました。 空港のロビーで、上海天文台の研究員をしているはっちーに遭遇。Y大学のメンバーを迎えるために空港に来ていたとのことで、偶然合流できて心強いです。やがてY大学の4人も到着。ホテルまではっちーに引率してもらえるのは助かります。 空港からはまずリニアモーターカーに乗車。30 kmの区間を8分間で結びます。時速400km走行時の車窓映像はこちらです。あっという間に乗車時間は終わるので、何だか遊園地のアトラクションに乗った気分…終点の龍陽路駅からは地下鉄で40分かかるのですから、せっかくのリニアモーターカーも御利益が中途半端。市内の中心まで引くのは難しいのかな。 上海の町並みは、よく言えば活気にあふれていて、悪く言えば喧騒です。車道はクラクションが常に鳴り響いています。車道と自転車レーンが分かれているのは良いことですが、電動自転車も自転車レーンを高速に走っています。この電動自転車、見た目は原付そのものでスピードも自動車と同じくらい。でも、エンジン音が出ないので喧騒の中では注意しないと気付きません。しかも、自転車は赤信号でも止まらないんですよね。横断歩道を青信号で渡るときも、高速で電動自転車が突っ込んでくるのでひやっとします。日本の歩行者の感覚で歩くのはとても危険。 ホテルの14階の部屋からは、明日からの会議場である上海天文台のドームがよく見えます。部屋にネットワークケーブルが来ているので便利…でも、1日に40元の接続料を取られますし、WikipediaやYouTubeなどのサイトは検閲のためアクセスできません。一方で部屋のTVではCNNでチベット騒乱で武装警察部隊の発砲で死者が出た、という報道を流しています。検閲の基準が不明ですね。 夕方からはっちーとY大学の4人とでレストラン「味道淋」へ。味醂を味付けの中心にした中華料理は、コテコテの脂っこい中華と違って繊細な風味を楽しめました。豚バラ煮込みが特に美味しかったです。日本語での注文も通じましたが、台湾での研究歴があるSさんの中国語での注文が見事で、何の不自由も感じることがありません。 さて、明日からの研究会に備えて今日は早めに寝ます。 </HTMLCode> Posted at 09:42 PM コメントを読む/書く 火 - 3 月 18, 2008単年度会計の壁2月末に受理された論文の掲載料(*1)を科研費(科学研究費補助金)で支払おうとしたところ、事務から「できない」と言われて困った。掲載料の請求は受理されてすぐのことで、30日以内の支払いが求められている。一方で論文が印刷されるのは6月のこと。大学の会計は前払いができず、納品後に支払う掛売りが原則(*2)だから、現時点での支払いができない。こういうときは研究者が立て替え払いをして納品(この場合は掲載号の発行のことですね)後に振り込まれるのだが、あいにく年度をまたいでの立て替え払い処理は規則でできないとのこと(*3)。単年度会計という悪習の壁ですな。論文誌と大学それぞれの頑ななマイルールの間に挟まれたデッドロック状態。
「こういう事例って、これまで無かったのですか」と事務に尋ねても「知りませんねぇ」の一点張り。きっと同じ壁に当たった研究者は多くいるのでしょうね。研究推進を謳いながら足下で対応がとれていない…なんてことはありふれてもう驚かなくなりました。 やむなく、論文誌に「掲載料の支払いを4月1日まで待ってください」と連絡中。その分掲載が遅れるんだろうな。仕方ない。 *1 多くの論文誌は、論文を掲載するために著者が掲載料を払う必要があります。「原稿料をもらえる」わけではなく、その逆です。あまり知られていないようなので念のため。今回の論文は1ページあたり105ドルに加えて、カラー図版の代金がかかり、計960ドルほど。円高の今がチャンス。 *2 官公庁はこれが当たり前だと思っているところが痛々しい。前払いしたけど業者が潰れて納品されないというリスクを避けたいのは分かるけど、業者からすれば納品したけど支払いが遅れるリスクを背負わなくてはいけない。そのリスクプレミアムを価格に上乗せされて、大学の購入価格は市場価格より若干高くついてる。大学も潰れる時代に、掛売りの信用があると思っているのだろうか。 *3 2008年4月1日以降、規則が改正されて年度をまたぐ立て替え払いができるようになるそうな…遅いよ! Posted at 07:38 AM コメントを読む/書く 月 - 3 月 17, 2008私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか島村英紀 著「私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか
」を読了。海底地震学の研究者で元北大教授,
元国立極地研究所所長の著者が2006年2月1日に家宅捜索→任意同行→逮捕されて以来、171日に亘って札幌拘置所に拘置され、執行猶予付き有罪判決を受けるまでの精緻な記録文だ。表題の「なぜ逮捕され」の部分つまり事件の真相についてはほとんど触れておらず、著者のホームページを
参照するよう但し書きがある。
本書は「そこで何を見たか」に紙幅を割いている。容疑者/被疑者としての著者が見た拘置所での生活…食事は健康的で悪くない、3畳の独房も調査船のキャビンに比べれば揺れずエンジン音もしないだけまし、希少な社会との窓であるNHKラジオが低俗に走る空虚、「運動」の時間に見る空の青さ…。不自由な拘置所生活を客観的かつ精緻に記録し、「こんな経験はめったにできないから楽しんでやろう」と前向きに捉える著者の精神力の強さに圧倒される。研究者として解脱の域に達していると言えよう。 著者が逮捕された罪状は北海道大学から告発された「詐欺罪」。著者が北大教授だったときにノルウェーのベルゲン大学と共同研究した際の研究費が著者の口座に振り込まれたことで、北大が著者を「業務上横領」で告訴 したことが事件の発端だ。著書によると、北大が外国から研究費を外貨で受け取る窓口がなかったため、事務から個人の口座で受け取るよう指示されたとのこと。検察は私的流用の証拠を見つけられなかったためか罪状を詐欺罪に変更して立件。裁判の中で、ベルゲン大学の共同研究者が「詐欺に遭ったとは思っていない」と証言しているにもかかわらず、判決は有罪。誰も被害者のいない「犯罪」で有罪になる理不尽さと、筆者の淡泊な筆致と強いコントラストを成して深く印象に残った。 大学に所属する研究者として、これはとても他人事ではない。大学の経理に関する規則は文部科学省の省令に定められており、研究方法の進展に対応しきれていない。「国際化」を謳いながら、外国の研究機関から研究費を受け取ることができない上記の例にも見て取れるし、観測装置を外国に持っていって共同研究するときの手続きの煩雑さは身をもって経験している。規則に何も定められていないことを研究者が自腹やリスクを背負う必要も間々ある。このような場合、規則に定めのない処理をすることが問題とされるのだ。 誰も思いつかない発想で知的世界を切り拓こうとする研究者ほど、日本で研究することは危険ということになる。本書は表向きそのような主張はしないが、著者のように立派な研究をしていても逮捕される事実を見て、怖くなった。 Posted at 06:59 AM コメントを読む/書く 日 - 3 月 9, 2008映画評:「チェスト!」鹿児島に実在する清水小学校(映画の中では清水原小学校)を舞台にした物語「チェスト!」
を鑑賞。
正義感あふれる人気者の小学6年生吉川隼人は、カナヅチという人に言えないコンプレックスを抱えるなか、学校行事の錦江湾横断遠泳 (4.2 km) が迫って困る。そこに東京から矢代智明が転校してくる。クラスと歩調を合わせずに遠泳の参加を拒否する智明を不快に思い陰湿な態度をとる同級生たち。しかし、過敏性腸症候群を持ちイジメの対象になっている成松雄太がプールで溺れかけているところを智明が身を挺して助けるところを目撃した隼人は、智明に土下座して泳ぎを教えて欲しいと頼み、雄太の家のプール(露天風呂だけど)や学校プールで泳ぎの練習をするうちに打ち解けてゆく。智明がクラスメートと迎合しないわけや、エリート学級委員の牟田敦美の家庭問題に根ざした心の傷、雄太の意外な芯の強さなどがハプニングを通して露呈していくうちに、クライマックスの遠泳大会でそれぞれの心の問題を止揚させてゆく…。 映画は夏の日差しがまぶしい鹿児島を舞台として画面に明るさがあふれ、随所に小ネタのユーモアを織り込んでいて、見ていて楽しいです。そんな中にもホロリとくるシーンが盛りだくさん。カナヅチの悩みを持ちながらも「和して同ぜず」の精神で仲間の和を広げる隼人、父親が会社から理不尽な仕打ちを受けたことで人間不信のまま鹿児島にやってきた智明、体の弱さからイジメられながらも耐える雄太、母親の愛情に飢渇するなか自分のことしか見えなくなる敦美などの、葛藤を持った子供たちが成長していく様子が、見どころがあります。先生役の松下奈緒が歌う主題歌も耳に残ります。 シリアスな縦糸とユーモアの横糸が織りなす見事な物語…後で調べたら日本映画エンジェル大賞を受賞していた、というのも頷けます。鹿児島では先行上映で、全国上映は4月19日からとのことです。元気になりたい人にお奨め。 Posted at 10:47 PM コメントを読む/書く 土 - 3 月 8, 2008家賃値下げ交渉の理論武装2年間住んできた部屋の契約更新が来月に迫っている。特に不満はないけど、家賃を変更する機会は少ないので、値下げ交渉のための理論武装。
1. 物件価値の減価 上物は減価償却の式から算出、土地は路線価を国税庁の財産評価基準書サイト で調べます。これらは固定資産税・都市計画税額の算出根拠ですから、大家さんの負担がどれだけ減っているかを見積もるための資料です。 中古RCは税法上47年償却なので、2年間で4.5%減価しているはず。それに路線価も2年間で5%低下していることが判明。これは家賃5%値引きの根拠になります。 2. 周辺物件の相場 近隣で同様の間取り・築年数の物件を調べます。わが家とほぼ同一条件の物件で月額4,000円ほど安い物件を3件ほど発見。これも値引きの材料です。まあ、条件が完全に同一ということはないので、通用するかどうかは不明ですが。 3. 同一建物での家賃 同じ建物に空き部屋があり、わが家より1,000円安い家賃で不動産サイトにオファーされています。これは決め手になりますね…値引き額としては不十分ですが、最低1,000円の値引きが約束されたようなものです。 以上の論拠をオブラートにくるんで文書にまとめ、不動産屋さんに提示。大家さんに伝えてくれるとのことです。どんな検討をされるのか楽しみです。 それにしても、こういう資料集めでインターネットはやはり便利。住まいを探したときにネットで見つけた…ということは、3.の資料もネットに載るということですから、部屋探しはインターネットで、が常套手段ですね。 Posted at 08:29 AM コメントを読む/書く 木 - 3 月 6, 2008土 - 3 月 1, 2008e-Tax奮闘記e-Taxでの確定申告に挑戦してみた。1週間にわたる悪戦苦闘の結果、やっと本日手続きが完了。以下、落とし穴になりそうなポイントをメモ。
・ICカードリーダーが必要。amazonで2,668円で購入した。確定申告以外の用途で使うことは無さそうなので、この期間に貸し借り融通するのが吉でしょう。必要な方、私は終わったのでお貸ししますよ。 ・住民基本台帳カードと電子署名の入手が必要。市役所で2時間ほどかかりました。費用は1,000円。住基カードは顔写真入りと写真なしのものが選べます。私は顔写真を持っていかなかったので写真なしのタイプ。他に用意する者は運転免許証などの写真入り身分証明書。電子署名作成の際にはパスワードを入力する必要があるので考えていくとよいでしょう。パスワードは数字とローマ字が混在する必要があり、ローマ字は大文字のみです。 ・市役所で電子署名を発行してもらう(住基カードに書き込まれる)ときに、「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」の入ったCD-ROMを渡されます。しかしこのCD-ROMのソフトウェアはバージョンが古く、私のMac (MacBook + MacOSX10.5 Leopard + Safari3.0.4) にはインストールできませんでした。「公的個人認証サービス (JPKI) ポータルサイト 」から、最新版ver.2.2のクライアントソフトをダウンロード してインストールする必要があります。インストール時に注意するのは、マウントされたJPKIボリュームにあるJPKIInstallを、デスクトップなどの別のフォルダーに移してからダブルクリックで起動する必要があること。JPKIボリュームに置いたまま起動してインストールを試みても、最後の段階でエラーが出ます。これに気付くまで1日悩みました。なお、動作環境はMacOSX 10.4 Tigerとありますが、10.5 Leopardでも動作しました。 ・アプリケーション/ユーティリティ/公的個人認証サービス/ フォルダーに「JPKI利用者ソフト」がインストールされます。ICカードリーダーを接続し、住基カードを挿入してから、「JPKI利用者ソフト」をダブルクリックして起動。住基カードを作成したときのパスワードを入力します。いろいろ登録情報を眺めて確認したら、「JAVA実行環境への登録」を実行。これで、Safariブラウザーから住基カードの情報を送信できるようになります。 ・ここから先は国税庁e-Taxサイト での作業が必要。でも、e-Taxのサイトに行く前にAdobe Reader ver.8をインストール しておくとスムーズに進みます。「e-Taxの開始届け」をPDF入力するのに、SafariのPDF表示機能ではダメで、Adobe Readerが必要だからです。なお、Macの場合は「ルート証明書のインストール」は済んでいますので不要です。 ・開始届出を 行います。「個人の方」をクリックするとPDFがブラウザーに表示されますので、必要項目を入力。住所は数字も全角で、電話番号は半角で入力しないと、チェックではねられます。PDF上で入力が必要なパスワードは小文字でないといけないことに注意。つまり、JPKIのパスワードとe-Tax利用のパスワードは同じにできないのです。以後、パスワード入力を要求される際にはJPKIのパスワードなのかe-Taxのパスワードなのか区別する必要があります。「送信」したら、「即時通知」を確認して受付番号を念のために印刷。できているはずの利用者識別番号を見るために、利用者識別番号照会へログイン します。さっき印刷した受付番号と、e-Taxの暗証番号を入力してログイン。メッセージを表示して印刷し、16桁の利用者識別番号を取得します。 ・これでやっと申告書を作成できるようになりました。確定申告書作成コーナー に行き、「所得税の確定申告書」を選択し、申告書Aを選択。「提出方法選択」のところで「電子申告により税務署に提出する」にチェックを入れないと5000円の控除が受けられないので注意。 ・申告書の作成は多岐にわたるので、ここでの説明は割愛。注意点は、源泉徴収されている給与所得者(サラリーマンのことですね)は「所得から差し引かれる金額」の「社会保険料控除」の箇所に、源泉徴収票に書かれている社会保険料額を記入しておくこと。また、「税金の計算」にある「電子証明書等特別控除」の「適用する」にチェックを入れないと、5000円の控除が受けられません。 ・一通り入力したら入力データを一旦保存。間違いなければ「入力を終了」で先に進みます。 ・住民税等の入力 → 住所・氏名の入力と進みます。どうして住基カードを差しているのに住所・氏名の手入力が必要なのか疑問に思いますが、こんなことでイライラしていたのでは国税庁を相手にできません。 ・「電子申告用データの保存」を実行すると、h19syotoku-denshi.xtx というファイルがダウンロードフォルダーに保存されます。これを「データの結合」に用います。 ・結合されたデータ 2008**********.xtx がダウンロードフォルダーに保存されます(********の部分は時刻に依存)。このファイルを送信します。申告書の保存から送信までの手順はこちらで解説されています 。 ・送信したらe-Taxへログインして、受付結果(受信通知)を確認します。 ・最後に、「申告書等送信票」を印刷し、氏名と、税金を引き落とされる銀行の口座届出印を押して郵送します。このステップは、電子納税に対応している銀行・金融機関であれば不要です。私が使っている銀行は対応していないので、ここで郵送という手間が発生。 途中で何度もくじけそうになりましたが、何とか手続きは済んだようです。それにしても、税金を取られる側がこんなに複雑な手続きを経ないといけないなんて、納税意欲を失わせるしくみですね。本人確認に何重にも関所を設けているけど、他人になりすまして税金を納めようとする人なんているのかしら(還付を受けるのであれば本人確認は必要でしょうけど)?e-Taxでない郵送では本人確認はいい加減だというのに…。住基カードを普及させることが目的になってませんか?まあ、これで行政が効率化するならよいですけど…。 Posted at 09:54 PM コメントを読む/書く 土 - 2 月 23, 2008屋上からH2A打ち上げの見物H2Aによる「きずな」衛星打ち上げの日。風が強いので今日は延期かなーと思っていたけど、16時くらいにカウントダウンが始まっていました。大学の屋上に登って、寒風吹き荒ぶ中みんなで見守っていたのに、打ち上げ予定時刻の16h55mを過ぎても現れない…。どうやら、警戒水域に船が侵入したため1時間延期になったとのことです。仕切り直しで17h55mに斜めに伸びてゆく噴煙を見ることができました。あっという間に消えゆくロケットを見守ったあとはネットで衛星分離まで見届け、打ち上げの成功を確認。おめでとうございます。H2Aは安心して打ち上げを見ていられる信頼性の高いロケットになりましたね。
みんなで打ち上げを待っているときの様子です。衛星分離を確認してから、もつ鍋で「打ち上げ」を祝いました。 Posted at 10:07 PM コメントを読む/書く 木 - 2 月 21, 2008空撮でやまおたく相模原に出張した帰路、上空から「やまおたく」を楽しみました。丹沢や奥多摩の峰々に懐かしさを感じ、富士山の美しさを堪能し、赤石山脈の稜線に歩いたときの思い出を呼び起こしました。
この日は飛騨山脈や白山まで見通せる透明度の高い日。始発便の窓側席を予約した甲斐がありました。 Posted at 09:53 PM コメントを読む/書く 金 - 2 月 15, 2008学業総決算の2日間修士論文の発表会が2月14日に、卒業論文のポスター発表が15日に行われました。
学生の皆さんにとって、6年間あるいは4年間の学業の集大成。どれも立派なものです…というのは単にお世辞でなく、自分が卒業研究や修論をやっつけ仕事で作り上げたのに比べると、なんと水準の高い研究をしているかと、正直言って驚きです。細かい部分に手を入れて英語にすれば、そのまま投稿論文になりますよ(いくつかの修論はオリジナルが英語で、わざわざ日本語にしたものです)。目的意識を持って自発的に研究できる学生に対して教員ができることは、「邪魔をしないこと」だけですね。嬉しい限りです。
Posted at 10:54 PM コメントを読む/書く |
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HaloScanサーバーの時計狂いは気付いたら直っていました。米国の夏時間が終わったからかな。(2004.12.13記)
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Published On: 5 月 07, 2008 08:09 AM |