私たちはどこからきたのか「生命はどうやって誕生したのか」という根源的な問いには、「神が作った」という創造説と、「自然にできた」という唯物論に大別できます。人間のような複雑な生物が誕生するに至る過程を、前者の創造説はまさに「神が作った」と主張し、後者は単純な生物が長い年月の間に進化した、と説明します。現代の科学はもちろん後者を支持しています…創造説は立証できないからね。いかに神を信じる人が多くても、創造説では「ぢゃ、その創造主はどうやって誕生したのか」という問いには答えられないですからね。
ところが、ここにきて第三の説「知的計画 」というのが興っているらしい。生命の誕生や進化は、何らかの知的生命(当然地球外知的生命ということになるでしょうね)が設計したのである、という説。こういうアイデアはSFでは以前からありましたが(例えばアーサー=C=クラーク著「2001年宇宙の旅」やカール=セーガン著「コンタクト」など)、近頃の遺伝子工学のめざましい進歩や、計算機シミュレーションの大規模化によって、リアリティを増したのでしょう。 確かに面白いアイデアだし、ありそうなことです。「ぢゃ、その創造主はどうやって誕生したのか」という問いは依然として残りますが、創造主たる知的生命は自然発生したのかもしれないし、創造主の創造主がいるのかも知れない。一度宇宙に生命が自然発生したら、知的生命に進化するのは時間の問題で、「知的計画」を実行するようになるかも。この説の利点は、生命の自然発生は「宇宙のどこかで1回だけ」で済むことだ(それに対してダーウィニズムでは、地球上で地球誕生後に自然発生させなくてはならない)。自然発生が地球で起きたか、それとも宇宙のどこかで起きたか、というのを比較すると、宇宙で発生したという説明にも合点がいく。 とはいえ、科学というものは客観的な事実に基づいて検証できることが必須です。知的計画を証明する客観的な事実は見つかるかしら。 Posted: 火 - 6月 7, 2005 at 11:59 PM コメントを読む/書く |
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HaloScanサーバーの時計狂いは気付いたら直っていました。米国の夏時間が終わったからかな。(2004.12.13記)
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