人事課の石頭
K大学人事課との電話でのやりとりです。愚痴ですのでヒマでない人は読み飛ばした方がいいでしょう。一字一句同じではなく、要約しています。人事課「望遠鏡運用担当の非常勤職員への通勤手当についての通知です。バス運賃の15%割引分が支給されますので、非常勤職員にその旨お伝え下さい」私「バス代が全額でなく、85%しか出ないのは何故ですか?」人「いわさきICカード
を使って5万円の積み増しをすれば、15%の割引が適用されるからです」私「その『いわさきICカード』はどうすれば買えますか?」人「天文館の山形屋バスセンターで買えます」私「通勤路の途上に無いのですが、そこに行くまでの旅費は?」人「出ませんよ」私「では、非常勤職員にとっては、自腹で行くしかないということですね」人「規則ですから」電話ではここで一旦引き下がったが、人事課の言う規則とは何なのか後で調べてみた。人事院規則9-24(通勤手当)
によると、第6条に普通交通機関等(新幹線鉄道等及び橋等以外の交通機関等をいう。以下同じ。)に係る通勤手当の額は、運賃、時間、距離等の事情に照らし最も経済的かつ合理的と認められる通常の通勤の経路及び方法により算出するものとする。とある。で、望遠鏡運用の非常勤職員のように出勤日が週に1日の場合には定期券を使うのは合理的でなく、回数券の使用が「最も経済的かつ合理的」となるでしょう。そのようなケースについても具体的に第8条第二項に回数乗車券等を使用することが最も経済的かつ合理的であると認められる普通交通機関等 当該回数乗車券等の通勤二十一回分(交替制勤務に従事する職員等にあつては、平均一箇月当たりの通勤所要回数分)の運賃等の額と定められています。「いわさきICカード」は回数券の扱いですからそれを使うことは確かに正当なことですが、「15%引きの額」というのはウソだったのですね。うーむ、人事課がここまでセコイとは驚きです。仮に第6条の精神を最大限尊重したとしても、「いわさきICカード」で15%の割引を得るためには5万円の積み増しが必要なんですけど、通勤費はどんなに頑張っても年額5万円には達しないので、15%割引の額が「最も経済的かつ合理的」とは思えません。非常勤職員という立場の弱い人をいじめて、「通勤手当を15%節約できた」と仕事をした気になる人事課職員って、一体何者なんだろう?こんなことをしている人件費のムダや研究時間の損失の方がずっと大きいと思うのですけど。
Posted: 金 - 6月 15, 2007 at 05:52 PM
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