望遠鏡運用は「研修」なの?勤務先の事務担当係長から、「4月の勤務表にある望遠鏡運用のための『出張』を、『研修』に書き換えて再提出せよ」と電話で指示される。毎週望遠鏡の運用当番のために、車で1時間ほどの場所にある電波望遠鏡へと出かけて1泊しているのだが、それが「出張」でなく「研修」だというのだ。
「『出張』と『研修』の違いは何ですか?」 と問うと、 事「『出張』は旅費がでるけど『研修』は出ません。財源が無いので研修にしてください」 私「公用車で移動しているのだから、旅費は発生していないのですけど」 事「1泊しているので、宿泊費と日当が発生するのです」 私「ホテルに泊まっているわけではなく、観測局のソファーで寝ているので、宿泊費も必要ないですよ」 事「でも、規則で宿泊費と日当を支出しなくてはいけなくなるのです。そんな財源はないので『研修』にしてください。これは学部長からの指示なのです」 なんてやりとりになった。まあ、財源がないという状況は理解できる。しかし、業務として運用当番に出かけているのを「研修」にしてしまうと、他の様々な規則に反してしまうことを、事務は理解しているのだろうか? 私「『研修』だと、就業規則によると本務ではないという扱いですよね?望遠鏡運用は本務ではないのでしょうか?本務でないことに公用車を使うと、公用車使用規則に反しませんか?それに、万一事故があったときに労務災害に認定されないことになりませんか?運用当番を「研修」扱いにすることについて、労働基準監督署にはどのように説明されているのでしょうか?」 事「ともかく学部長の指示ですので、学部長と話をつけてください」 と言われたので、学部長にも同様の質問をした。その結果、いろいろ面倒があったようだが、最終的には「出張」扱いにして、宿泊費・日当は調整によってゼロにするという方針に落ち着くようだ。 紆余曲折を経たものの、妥当な線に落ち着いてよかった。 Posted: 火 - 5月 9, 2006 at 01:19 PM コメントを読む/書く |
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HaloScanサーバーの時計狂いは気付いたら直っていました。米国の夏時間が終わったからかな。(2004.12.13記)
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