放射冷却朝晩に冷え込むようになってきました。晴れた晩には放射冷却が効くので、固体の温度は気温よりずっと下がります。気温が氷点以上なのに霜がつくことが、昔は不思議でならなかったのですが、熱放射のことを知ってようやくそのわけが分かりました。黒体の場合、1m2あたり400ワットくらい熱を放出するので、効果的な冷却なのですね。
絶対温度2.7 K (摂氏でいうと零下270℃)の宇宙に浮かぶ地球は、わずか6×10-5 ステラジアンの立体角を占める太陽からやってくる6,000 Kの放射を受けて暖められ、宇宙全体 4πステラジアンへ300 Kの熱放射することで冷却し、温度のバランスを保っています。太陽の立体角が少し変化するだけで平衡の温度は大きく変わるので、現状はちょうどよいバランスの妙ですね。 Posted: 木 - 11月 25, 2004 at 11:54 PM コメントを読む/書く |
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HaloScanサーバーの時計狂いは気付いたら直っていました。米国の夏時間が終わったからかな。(2004.12.13記)
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