ヒヤヒヤものの観測年内最後の観測機会。曇っている上にときどき突風が吹くという、あまり良くないコンディションだけど、今回は「予期せぬスペクトル線」の別の兄弟線を狙ってみる。それには今まで使ってきたRcvr18_22と違うRcvr22_26受信機を使わなくてはならないので、設定ファイルを更新して実行。指向方向チェックや焦点合わせを済ませてから分光観測に入ると…おかしい、信号がちゃんと検出されない。11月3日に失敗したときと同じ現象だ。あのときもRcvr22_26受信機で失敗したのだけど、再現してしまった。限られた望遠鏡時間の中で原因追及しているヒマなんかないので、急遽Rcvr18_22に戻そう。うまくいった前回と同様の設定で観測を再開すると、おお、ちゃんと信号が検出できた。天気がよくない上に観測時間の半分を失ってしまったので、データの質はこれまでに比べると落ちるけど、まあ何とか目的は達成できそうだ。ちゃんとスペクトルの時間変化も見えている。欲をかいて全てを失うところだったけど、引き返してよかった。どこまでリスクをとれるか、だんだん見極めがついてきたぞ…って、観測は残り一回だけなので「今さら」だけど。
Posted: 火 - 12月 27, 2005 at 09:18 PM コメントを読む/書く |
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HaloScanサーバーの時計狂いは気付いたら直っていました。米国の夏時間が終わったからかな。(2004.12.13記)
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