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サブミリ波天文学研究会2日目 



時差のため午前1時半に目が覚める。昨日コンパイルしていただいた教科書のPDFをダウンロードして目を通す。私が担当したうちの1章分がコンパイルされていないんですけど…とメールでお知らせする。一方で編集長のKさんから「私が書いたフラックス較正の部分が含まれていないのはどーいうわけだ」とお叱りのメール。すみません、今晩やります。
研究会の今日のテーマは原始星や星形成や惑星系形成。なじみのない分野だけど、耳学問としては知っているので、何とか話にはついていける。太陽系外の、うみへび座TW星やぎょしゃ座AB星のダスト円盤は、もうこんなに分解されているのですね。冥王星とその衛星カロンをはっきりと分解したサブミリ波のマップにも感激。それに、Hさんの発表にあった、一酸化硅素輝線で見た双極分子流が分解できないほど細く収束されている様子にも驚き。まるで活動銀河ジェットのようではないですか。後でHさんに、「アウトフローの運動エネルギーを担っているガスのご本尊を見る方法はないですかね」と質問したけど、電離度が低いので難しいらしい。見えるものならとっくに見ているとのこと…ごもっともです。
この日の午後までは暑かったけど、夕方から急激に冷え込んで寒くなった。夕方からのRed Sox対Cincinnati Redsとの対戦を見に行った人も多かったけど、私は眠さに負けてホテルに直行しました。寒さに負けず観戦した皆さま、ご苦労様でした。 

Posted: 火 - 6月 14, 2005 at 02:15 AM      コメントを読む/書く


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