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上海出張1日目



上海天文台で開催されるEast Asia VLBI Workshop に参加するため、3/19 - 22の日程で上海に行ってきました。中国訪問は2回目で上海は初めてなのでドキドキの経験です。
鹿児島空港からは週に2便だけ上海までの直行便が就航している。鹿児島空港の国際ターミナルは空いていて出国審査もあっという間だから国内線と同じくらいの簡単さで搭乗できます。これなら出発30分前でも間に合いそう。
わずか1時間30分のフライトでも、国際線だけに機内食が出てくるのですね。寝る間もなく上海に到着。沖留めの航空機を降りるまで、「入国審査官の到着までしばらくお待ちください」と15分ほど待たされるあたりが中国らしいですが、日本と違って指紋を採られることもなくすんなりと入国できました。

Maglev
空港のロビーで、上海天文台の研究員をしているはっちーに遭遇。Y大学のメンバーを迎えるために空港に来ていたとのことで、偶然合流できて心強いです。やがてY大学の4人も到着。ホテルまではっちーに引率してもらえるのは助かります。
空港からはまずリニアモーターカーに乗車。30 kmの区間を8分間で結びます。時速400km走行時の車窓映像はこちらです。あっという間に乗車時間は終わるので、何だか遊園地のアトラクションに乗った気分…終点の龍陽路駅からは地下鉄で40分かかるのですから、せっかくのリニアモーターカーも御利益が中途半端。市内の中心まで引くのは難しいのかな。

Shanghai Street
上海の町並みは、よく言えば活気にあふれていて、悪く言えば喧騒です。車道はクラクションが常に鳴り響いています。車道と自転車レーンが分かれているのは良いことですが、電動自転車も自転車レーンを高速に走っています。この電動自転車、見た目は原付そのものでスピードも自動車と同じくらい。でも、エンジン音が出ないので喧騒の中では注意しないと気付きません。しかも、自転車は赤信号でも止まらないんですよね。横断歩道を青信号で渡るときも、高速で電動自転車が突っ込んでくるのでひやっとします。日本の歩行者の感覚で歩くのはとても危険。

Shanghai Observatory
ホテルの14階の部屋からは、明日からの会議場である上海天文台のドームがよく見えます。部屋にネットワークケーブルが来ているので便利…でも、1日に40元の接続料を取られますし、WikipediaやYouTubeなどのサイトは検閲のためアクセスできません。一方で部屋のTVではCNNでチベット騒乱で武装警察部隊の発砲で死者が出た、という報道を流しています。検閲の基準が不明ですね。

MiDoLin
夕方からはっちーとY大学の4人とでレストラン「味道淋」へ。味醂を味付けの中心にした中華料理は、コテコテの脂っこい中華と違って繊細な風味を楽しめました。豚バラ煮込みが特に美味しかったです。日本語での注文も通じましたが、台湾での研究歴があるSさんの中国語での注文が見事で、何の不自由も感じることがありません。
さて、明日からの研究会に備えて今日は早めに寝ます。


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Posted: 水 - 3 月 19, 2008 at 09:42 PM      コメントを読む/書く


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