八幡平 山行記録2004年9月25日 岩手・秋田県境に位置する八幡平は、粘性の低い溶岩が形成したアスピーデ(盾状火山)のなだらかな地形で、針葉樹の森や池塘の点在する湿原の景観が素晴らしい山域だ。紅葉の名所でもあり、山頂近くまで車道が通っていることもあって多くの観光客が訪れる。裏岩手を縦走してたどり着いた見返峠を起点として、八幡平を散策してきた。紅葉はまだ始まったばかりだが、草紅葉が見事な湿原を堪能できた。 |
|
見返峠11h45m → 鏡沼11h58m → 八幡平頂上12h07m → ガマ沼12h13m → 源太森12h42m → 黒谷地湿原13h05m → 茶臼山13h30m → 茶臼山登山口バス停14h00m |
見返峠にザックを置いて、空身で八幡平に向かう。11h50mに出発。多くの観光客と共にコンクリート舗装の遊歩道を歩く。11h58mに鏡沼を通過。青空を映し込む静かな池だ。 |
その先にはほぼ同じ大きさの池が二つ並んだメガネ沼。今日歩いてきた畚岳(もっこだけ)方面の展望が良い。 |
12h13mにガマ沼に到着。深く青い水を湛えた沼だ。すぐ隣に八幡沼を見下ろす展望台。湿原を両脇に抱えた大きな沼で、遠くに茶臼岳も見える。 |
陵雲荘のある北側湿原に向けて下ってゆく。湿原は広々として開放感あふれる。点在する池塘も見事。よく整備された木道をポクポク歩く。 |
八幡沼西端で見返峠へ戻る道を右に分け源太森へ進むと、歩く人は少なくグッと静かになる。源太森山頂に12h42m到着。今日歩いてきた大深岳 - 畚岳 - 八幡平 - 八幡沼のルートを一望できて感激。 |
安比岳への道を左に分け、黒谷地への道を進む。木道はここまでで、ぬかるんだ山道となるが、下りに入るとゴーロ状の岩道。黒谷地の直前で25名もの大パーティに先を塞がれるが、13h05mにたどり着いた黒谷地湿原の休憩所で抜かすことができた。茶臼岳への緩やかな登り坂では水流の中の石をぴょんぴょんと渡る。 |
13h30mに茶臼山に登頂。岩場からは南側の展望が素晴らしく、今日歩いてきたルートを一望できる。大深山荘の屋根が光って存在が分かるのに驚き。天気がよければ岩手山も見通せるのだろうが、雲の中なのは残念。 |
茶臼山荘に戻り、恵比寿沢の紅葉を眺めたり、夜沼と湿原を見下ろしたり、振り返って茶臼岳を見上げたりしながら、14h00mに茶臼岳登山口のバス停に降り立つ。 |
14h10mのバスで見返峠に戻ってザックを回収し、14h30m発の盛岡行バスで帰途に着いた。 |