仏果山

仏果山 山行記録

2005年2月5日


宮ヶ瀬湖東岸に立つ丹沢前衛峰の仏果山 (747.1 m) は、登り2時間, 下り1時間ほどで歩ける低山で、丹沢の山並や宮ヶ瀬湖や関東平野の眺めを気軽に楽しめる低山です。朝寝坊しても行ける山で、午後から歩き始めて明るいうちに降り立つことができました。

登戸11h00m−(小田急線)→ 本厚木駅11h32m/11h50m −(神奈中バス)→ 撚糸組合前12h40m → 仏果山14h35m/15h35m → 宮ヶ瀬越15h58m → 上村橋16h35m

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本厚木から11h40m発の宮ヶ瀬行きバスに乗って仏果山登山口から入山する予定だったが、駅前のバス乗り場がよく分からず徒歩5分ほどのところにあるバスセンターまで行ってしまった。ここからの発車ではなく、駅前の5番乗り場からの発車だということが分かり、慌てて引き返したが、すでに11h43mで発車した後のようだ。仕方ない、11h50m発の半原行きバスに乗って撚糸組合前まで行き、そこから登り始めることにしよう。当初計画していたコースを逆順にたどることにする。
半原神社脇の道を小川沿いに登ってゆく。3面がコンクリートで固められた小川だが、キセキレイやハクセキレイが遊んでいる。民家の庭ではジョウビタキやコゲラやシジュウカラやホオジロの姿も見ることができて、望遠レンズを持ってこなかったことが悔やまれる。

作曲:野鳥たち

作曲:野鳥たち

ヒヨドリの音譜

コジュケイの音譜

シジュウカラの音譜

キジバトの音譜

ホオジロの音譜

国道412号線の下をくぐり、さらに登った先の宮ヶ瀬ダム取付道路の脇から登山道に入る。アオキやアセビなどが多く、この季節でも緑が多い。ここは「関東ふれあいの道」で整備が行き届いており、雪も残っていない乾いた道で歩きやすい。野鳥の鳴き声を音譜で表した解説看板があって、思わず口ずさんでしまう。

林道に出たところで一休みしてゼリーを食す。橋本方面の眺めがよく、高取山も見上げることができる。稜線付近には雪が残っているようだ。

林道から見上げる高取山

林道から見上げる高取山

残雪の登山道

残雪の登山道

少し登ると浅い残雪の道。歩きにくいという程ではなく、アイゼンは不要。ここで初めて登山者とすれ違う。佐久間東幹線の鉄塔脇では送電線に沿って刈り払いされていて眺めが良いが、山肌すれすれまで送電線が垂れているのが少し怖い。その先は傾斜がなだらかになって、高取山から宮ヶ瀬越の稜線を眺めながら楽々と進める。ここで高年夫婦とすれ違った。

高取山から宮ヶ瀬越に続く稜線

高取山から宮ヶ瀬越に続く稜線

標高660m付近で仏果山の山容がやっと見える。10 cm程度の積雪を登り詰めて、14h35mに山頂に到着した。

仏果山はもうすぐ

仏果山はもうすぐ

無人の山頂には多数のベンチがあり、まずは空腹を満たすべく遅い昼ご飯の用意。マルタイ棒ラーメンに野菜炒めあんかけを載せて食す。食事をしている間に単独さんが山頂に到着した。

仏果山山頂

仏果山山頂

仏果山から南西方向

展望台からのパノラマ:南西方向

北方向

北方向

南東方向

南東方向

山頂のお地蔵さん

山頂のお地蔵さん

食欲が満たされたところで山頂脇にそびえる高さ13 mの展望鉄塔に登る。やや霞んでいるものの素晴らしい眺めで、宮ヶ瀬湖や丹沢の山並や関東平野を一望できる。十分に眺めを堪能してから、山頂脇にある5円玉を抱えたお地蔵さんの姿を写した後に出発。

高取山

高取山

経ヶ岳に向かう道を左に分け、宮ヶ瀬越への道をたどる。部分的に急な岩場や凍結したヤセ尾根もあるので少し慎重に。稜線の先には高取山が、振り返ると仏果山がそびえている。

仏果山を振り返る

仏果山を振り返る

宮ヶ瀬越からは進路を南西に向ける。乾いた道にはもう残雪もなく、宮ヶ瀬湖の湖面に向けてずんずん降りる。493 m峰の南東側を巻き、つづら折れの道を下って、16h35mに仏果山登山口バス停のある上村橋に到着。下山路では誰にも会わなかったので、この日に出会った登山者はたったの4名。比較的人気のある低山なのに静かな山歩きができたのは、山歩きの常識に反して午後に歩き始めるという時差登山も功を奏しているのかな。宮ヶ瀬湖の風景を眺めながら本厚木行きのバスを待つ。16h54m発のバスも貸し切り状態だった。

宮ヶ瀬湖

宮ヶ瀬湖


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初出 : 2005年2月6日, 最終更新日 : 2005年2月7日

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